奈良県宇陀市の歯科医院 医療法人あかつき会 松田歯科医院
Orthodontics
歯並びや噛み合わせに問題のあることを「不正咬合」といいます。不正咬合にはいくつか種類があります。不正咬合の原因の多くは、あごと歯、あるいは上下のあごの大きさのアンバランスです。その結果、歯が互いに押し合う状態になり、かみ合わせが異常になります。もう1つの原因として、1本以上の歯が失われると、失われた歯のあとのスペースに周りの歯が移動してくることがよくあり、そのために歯並びが悪くなります。その他の不正咬合の原因には、顎骨骨折、4歳以降にも続く指しゃぶり、口やあごの腫瘍、クラウン、充てん物、入れ歯の支台装置、歯列矯正用装置の装着不良などがあります。また遺伝性の原因によっても起こります。下記の図は不正咬合の代表的6パターンです。
歯の大きさのバランスが悪いため歯の生える場所が足りなくなり、デコボコ状態になっている。
出っ歯とよばれているもので、上の前歯が下の顎よりも前に出ている歯並び。
受け口、反対咬合ともいう、下の顎が上の顎よりも前に出ている。
噛んだときに下の歯がほとんど見えなくなってしまうような極端な深い噛み合わせ。
口を閉じていても上下で噛み合わない状態。前歯で物が噛みきれない場合が多い。
上下の奥歯の噛み合わせが横にずれている。前歯の中心もずれていることがある。
矯正歯科治療のオーソドックスな装置です。金属ブラケットは、強度と安定感があります。昔に比べると装具や接着剤の進歩があり、高機能のものもあります。しかし見栄えが悪いのが欠点です。
見た目の悪さを改善される透明のブラケットです。ほとんど目立たないので金属ブラケットより利点です。歯より堅いので、歯に当たると歯の方が削れてしまうのが欠点です。また金属ブラケットより費用がかかります。
まず、患者さんの心配ごと、悩み、治療に関する疑問などを伺います。不安なことやわからないことは、何でもご遠慮せずお聞きください。十分納得いくまでお話し合いしましょう。治療方針、期間、費用等について詳しくご説明します。ご希望があれば、そのまま次の精密検査を行います。
レントゲンやお口の中お写真、歯形、お口の中の状態をしっかりと調べます。
次回来院時に検査結果をお伝えします。患者様の最良の治療方法をご説明し、納得した上で治療を開始します。
装置をつける前に、むし歯や歯槽膿漏などのリスクを減らすために歯の表面に付着した汚れや歯石を取り除くためにプロによる歯のクリーニングを行います。また、矯正装置をつけると歯磨きがし難くなり、むし歯ができるケースがあります。正しい歯みがき方法を身に付けていただくために歯みがき指導を行います。
いよいよ矯正装置をつけます。歯の動きに合わせてワイヤーを調整しながら治療をすすめます。矯正期間中は、歯が動いているか?歯みがきを上手にできているか?装置が外れていないか?など含めて定期的にお口の中を確認させていただきます。歯並びや治療の段階によって通院のスケジュールは個人差がありますが、一般的に1ヶ月~1ヶ月半程度に1度のペースで来院して頂きます。
歯並びが改善してくると、動かした歯が安定するようリテーナー(保定装置)を装着します。個人差はありますがリテーナーは、ワイヤータイプやマウスピースタイプがあり食事や歯みがき以外の時間は装着して頂きます。定期的に通院していただき、経過を見守ります。安定が確認されたら矯正治療が完全に終了となります。
※永久歯に生えそろってから始められる場合 症状によって期間や回数は個人差がございますが、あくまでもおおよその期間と回数です。 治療期間・・・約2年~3年 治療回数・・・装置に慣れて来たころには2~3ヶ月に1度の通院です。
成人矯正治療費用(永久歯に生えそろってから始められる場合の費用)
※矯正歯科治療は基本自費診療となります。
・歯を動かす際に歯根吸収や歯肉退縮が起こる場合があります。装置を初めてつけたり、力を強くかけた時には、歯が浮くような感覚があったり、噛んだ時に痛みを感じる場合があります。 ・矯正治療中は歯磨きしにくい部分ができるため、むし歯や歯周病になるリスクが高くなるので、ブラッシングを念入りに行う必要があります。